粗利・建設業経理/PHASE 5

工事別の粗利をAIで月次に見えるようにする

「月次がなかなか締まらない」「工事別の粗利が見えるのは、ずいぶん後になってから」——建設業の経理では珍しくありません。請求書や工事台帳の入力に追われ、原価の集計が後手に回ると、経営判断も遅れます。

この記事では、月次の粗利把握を「作業」と「判断」に分け、AIに集計の下準備を渡し、最終的な数字は人が承認する進め方を整理します。削減率などの数値や事例は扱いません。

なぜ「後で集計」から抜け出せないのか

多くの場合、原因は道具ではなく手順です。どの証憑を、どの工事に、どの科目で割り当てるか——この手順が言葉になっていないと、担当者の頭の中だけで処理が進み、その人が忙しいと月次も止まります。まず、この手順を書き出すことから始めます。

6つの要素で書き出す

仲間AI塾〜建築分校〜では、業務を目的・入力・手順・出力・確認・停止条件の6要素で指示書に落とします(全36回のカリキュラム のPHASE5で扱います)。粗利集計なら、入力は請求書・工事台帳、出力は工事別の原価と粗利、確認は人が見る差異、というように分解します。

AIが下準備し、人が確定する

AIの役割は、証憑の読み取り候補と工事別の集計を「下準備」するところまでに限定します。仕訳の迷い、按分の判断、実際の締めは人が確定します。税務の確定は自動化しません。これは弱点ではなく、安全設計として最初に線引きします。

最初の一歩

いきなり全工事を対象にせず、証憑の種類が安定した1つの区分から始めます。手集計とAIの下準備を突き合わせ、差異が出た箇所を「なぜ違ったか」で切り分けて指示書を直す。これを繰り返すと、自社仕様の月次の下準備が育ちます。

出力イメージ(月次粗利レポート等)のサンプルは、得られる成果 に掲載しています。実物が伴わない誇張は載せません。

まとめ

  • 月次の粗利把握は「作業」と「判断」に分けられる。
  • AIに任せるのは集計の下準備まで、締めと税務は人。
  • 道具より先に、証憑の割り当て手順を言葉にする。

自社の月次のどこから手をつけられそうか、個別説明の日程を相談する で具体的にお話しできます。

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