営業・経営・補助金/PHASE 7
工務店のSNS投稿をAIで続けるための承認フロー
完成見学会、現場の進捗、家づくりの考え方。工務店には発信できる材料が毎週生まれています。それでもSNSが止まるのは、投稿ネタがないからではなく、写真を集め、文章を考え、確認し、投稿するまでが一人に集中しているからです。
AIで文章を作るだけでは、この属人化は解消しません。必要なのは「誰が素材を出し、AIがどこまで作り、誰が確認して公開するか」という承認フローです。
投稿業務を4段階に分ける
1. 素材を集める
現場写真、設計意図、採用した材料、施主から公開許可を得た範囲などを、決めた場所へ集めます。写真だけを渡すのではなく、「誰に何を伝えたいか」を一言添えます。
2. AIが下書きを作る
AIには、会社の言葉遣い、対象読者、文字数、避ける表現、投稿目的を渡します。Instagram、ブログ、Googleビジネスプロフィールなど、媒体ごとに文章を作り分けます。
3. 人が事実と権利を確認する
公開前に、所在地、価格、性能値、工期、商品名、法令・補助制度の説明が正しいかを確認します。施主、近隣、職人、車両ナンバー、図面、モニター、書類などに公開できない情報が写っていないかも見ます。
4. 責任者が公開を承認する
AIからSNSへ直接投稿させず、最後は担当者または経営者が承認します。投稿日時と媒体を確定し、公開後のコメントや問い合わせへの対応担当も決めます。
会社の「投稿ルール」を先に作る
投稿を続けるには、毎回ゼロから判断しない仕組みが必要です。最低限、次を社内ルールにします。
- 顧客・現場写真の許諾方法
- 公開してよい金額・性能・地域情報
- 会社として使う言葉、使わない言葉
- 法令・補助金・性能に関する確認者
- コメント・DMへの返信範囲
- 炎上や誤投稿時の停止・削除手順
このルールをAIの指示書へ含めると、会社らしい下書きを繰り返し作りやすくなります。
何を測ればよいか
フォロワー数だけでは、受注につながったか判断できません。投稿ごとに専用リンクを付け、サイト訪問、個別相談ページへの移動、フォーム開始、送信完了までを追います。
「施工事例」「家づくりの考え方」「採用」「見学会」などテーマ別に反応を比べると、自社の顧客が何に関心を持っているかが見えてきます。AIは投稿を増やす道具ではなく、検証と改善を続けるための下準備に使います。
まとめ
- SNSが止まる原因は、投稿作業が一人に集中していること。
- AIは素材整理と文章の下書きを担当する。
- 事実、権利、顧客情報は人が確認する。
- 公開は責任者の承認後に行う。
- 投稿から相談・申込までを計測して改善する。
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